PapyrTexという名前のブックカバー

紙のような軽さ、布のような耐久性


書店で紙のカバーをつけてもらったれけど、読み終えた本がどれかわからなくなって部屋で平積みになったり、それでも紙のカバーを捨てるのがもったいないなぁ〜と思った経験はありませんか?

そんな思いを解消するべく、書店でもらえるブックカバーの上位互換を作成してみました。

その名も「PapyrTex」

これはデュポン社のタイベック素材を使用したブックカバーです。本来、この素材は白いのですが、カラーがついているのはサードパーティ制作によるものです。環境にも配慮しながら、日々の読書をサポートします。軽くて丈夫、防水性もあるので、アウトドアやカフェなどでも安心して使ってもらえます。

サイズは文庫本用のみです。でも、希望があれば四六判やA5サイズも作成する予定です。

このブックカバーを制作したきっかけは、もちろん本屋さんで付けてもらえる紙のブックカバーでした。素材や見た目は本屋さんのそれに近い、シンプルな印象です。しかし、いざ制作してみると、とんでもない“じゃじゃ馬”でした。

当初は接着だけで仕上げる予定だったものの、強度を考慮し、負荷のかかる部分にステッチを配しました。しかし、これが想像以上に大変。滑りやすい生地に加え、接着部分を縫うことで針が接着剤でベタつき、ステッチが思うように進まず、試行錯誤の日々が続きます。

最終的に、ミシンをゆっくり動かし(実際はミシンを手で動かし)、1箇所縫うごとに針をアルコールで拭くという地道な作業を続け、ようやく完成へと辿り着きました。そのため、ステッチの粗さは“DIYらしい味”として受け止め、実用性を最優先に考えています。

さらに、このブックカバーは使い込むほどに折り目が増え、最終的には“ちりめん”のような風合いが現れます。このシボ感は、緩衝材としての役割を果たしながら、本を優しく包み込む機能を持つのも特徴です。

これまでの“ハード系”ブックカバーとは一線を画す、「本の日常着」としてのカバー。あなたの読書時間にささやかな彩りを添えられたら嬉しいです。

今後もこのPapyrTexシリーズをリリースしていきたいと思っています。

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